1Y-5ローヤルキャップUN青エポ1缶
1Y-5ローヤルキャップUN青エポ1缶
1.海上輸送-UNマークについて
国連勧告に基づき定められたIMDGコード(国連海上危険物規定)に基づく国内法「危険物船舶運送及び貯蔵規則」及び「船舶による危険物の運搬基準を定める告示」に従い、危険物を船舶にて運送する場合容器には品名等のほかにUNマークを表示することが必要。国土交通省が認定した機関(現在は日本舶用品検定協会(HK)のみ)の容器検査を受け合格すれば、その表示が許可される。
<UN 性能試験基準>
試験項目 |
容器等級[危険等級] |
合格基準 |
適用範囲 |
||||
1 |
2 |
3 |
|||||
落下試験 |
落下高さ(m) |
比重≦1.2 |
1.8 |
1.2 |
0.8 |
液体:内圧と外圧が平衡に達した後漏れのないこと |
液体用 |
比重>1.2 |
比重×1.5 |
比重×1.0 |
比重×0.67 |
||||
気密試験 |
適用圧力(kPa) |
30 |
20 |
洩れのないこと |
液体用のみ |
||
保持時間(分) |
5 |
||||||
水圧試験 |
適用圧力(kPa)(注1) |
250 |
100 |
洩れのないこと |
液体用のみ |
||
保持時間(分) |
5 |
||||||
積み重ね |
試験荷重 |
積み重ね高さ3m相当の質量 |
漏れ、変形、変質のないこと |
液体用 |
|||
負荷時間 |
24時間 |
(注1)表中の数値又は右記のいずれか高い方の圧力を適用する。「55℃における収納物の蒸気圧に1.5を乗じた値から100kPaを減じた圧力」
2.国内陸上輸送-KHKマーク、JSDAマークについて
危険物を国内で陸上運送する場合、消防法により
容器に、品名・危険等級・数量・注意事項等を表示することが義務づけられている。
その容器に対しては、UN基準と同様の試験基準が適用される。ただし、第4類の第二石油類のうち引火点61℃以上のもの、第三石油 類、第四石油類および動植物油類については、試験基準は適用除外される。
試験基準に適合した容器は、ドラム缶工業会(JSDA)に登録されJSDAマーク表示が認可される。ただし、天板取外し式ドラムの場合、引火点が61℃未満で当該引火点における動粘度が10センチストークス以上のものについては水圧試験が当分の間適用除外とされる。液体用天板取外し式ペールについては、消防法に基づく認可法人である危険物保安技術協会(KHK)の容器性能確認試験を受け適合すれば、KHKマーク表示が認可される。
以上はその概要であり、詳細については関連法規(船舶安全法、消防法、毒物及び劇物取締法、航空法、IMDG-Code等)を御参照下さい。